国際連合

2007年12月 8日 (土)

国連萌え

小生には、国連を賛美している人たちや国連中心外交を主張している人たちがとても理解できないのですが、なぜか日本では国連というのは絶対視されているようでして、小生の周りにも、国連!国連!国連!と言っている人がたくさんいます。というよりも、国連?は~?などと言っているのは小生くらいしかおらず、いつも孤立無援です。

こういう国連大好きな人たちを小生は“国連萌え”と揶揄しているのですが、こういう国連萌えな人々は、なぜか国連というのは平和の権化であり、世界政府の萌芽であって、いずれは国連の下に世界は統一されると信じているようです(形を変えた“国家死滅”ですね)。

しかしながら、国連の本質というのはアメリカ(+イギリス)を盟主とする軍事同盟であって、それ以上でもそれ以下でもありません。
http://nonki-nihonjin.cocolog-nifty.com/blog/2007/03/post_d9b3.html

国連は、アメリカを盟主とする軍事同盟なのですから、世界政府の萌芽でもなければ、将来、国連の下に世界が統一されることもありません。

もちろん、国連の本質は軍事同盟ですから、国連は主権国家の上に立つ存在ではなく、安保理にしても国連総会にしても、主権国家が自らの国益を実現するためにせめぎあっている場所です。

そうである以上、日本も日本の国益を実現するための外交目的というものがまずあって、その上で国連という舞台でどのようにそれを実現していくのかが外交というものであって、“国連中心外交”などといって国連を盲信したり、国連に主権の一部を移譲するなどというのは本末転倒というほかありません。

それでも、どうしても国連なんだと言い張る国連萌えの人に聞きたいのは、本当に国連が紛争解決=平和の維持に役立つと思っているのですかということです。

例えば、中華人民共和国が日本に攻めてきたとします。

さて、この場合、日本の安全保障、平和維持のために、果たして国連は役に立つのでしょうか?

もちろん、役に立たないでしょう。中国は安保理の常任理事国ですから、拒否権を行使して国連のあらゆる介入に反対の決議をすることでしょう。

ですから、中国が日本に攻めてきたとしても、正義の味方、国際連合!ただいま参上!…というように国連軍が日本を救いに現れることはありません。

安保理がダメでも、国連総会があるじゃないか!という国連萌え萌えの人もいるようですが、国連総会の決議に何の意味があるのでしょうか?

国連総会で中国非難決議が可決されれば、中国は侵略を止めるのでしょうか?
そもそも、国連総会の決議で国際紛争が解決されるものなのでしょうか?
毎年のように国連総会が北朝鮮非難決議をしていますが、北朝鮮の人権状況はちっとも改善されず、拉致被害者だって帰ってこないのではないですか?

http://sankei.jp.msn.com/world/korea/071121/kor0711210930000-n1.htm
北朝鮮のような弱小国家ですら、国連総会なんて何とも思っていないのに、中国がそんなものに従うのでしょうか?

そもそも、国連総会だかなんだか知りませんけど、そんなところで決議なんかしたところで、あくまでも外国に過ぎない日本を救出するために核保有国の中国と戦う国があるのでしょうか。

むしろ、妄想的平和主義と盲目的国連信仰によって愚かにも滅びていく日本を嘲りと憐れみの目でみるだけではないのでしょうか。

小生の周りにも国連に萌えている人はたくさんいますが、別にこの人たちが萌えてしまっても、特に不都合もないので、かまわないとは思います。

しかし、野党第一党の党首が国連に萌えている場合ではないと思うんですけどね。

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2007年4月22日 (日)

安保理改革 G4で常任理事国入りは無理ですよ

国連の安保理改革について、日独印ブラジルが共同声明を発したそうです。

http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20070420AT2M2001720042007.html

~~~引用開始~~~

安保理改革「柔軟に交渉」・日独印ブラジルが共同声明
 【ニューヨーク=中前博之】国連安全保障理事会の常任理事国入りを目指す日本、ドイツ、インド、ブラジルの4カ国(G4)は19日、ブラジルの首都ブラジリアで高官級協議を開催し、国連総会で継続中の安保理改革論議について「柔軟な態度で交渉に参加していきたい」とする共同声明を発表した。

 4カ国は、一昨年に廃案となった、常任・非常任双方の理事国枠拡大を目指したG4案に再び言及。「緊急に結果を出す必要がある」と強調した。国連総会の作業部会では、5人の国連大使が加盟国の意見をとりまとめた報告を週内にも総会議長に提出する見通しだ。(22:00)

~~~引用終了~~~

小生は、国連に代わる民主主義国家による集団的安全保障体制を構築すべきだと考えていますが、現時点では国際連合が存在しているのですから、日本も安全保障理事国になるべきだと考えています。

しかしながら、日本は単独で常任理事国入りを目指すべきであって、ドイツ、インド、ブラジルと4カ国共同で常任理事国を目指すのは愚の骨頂だと考えます。

具体的には、こちらのサイトをご覧いただきたいと思います。
http://www.geocities.co.jp/CollegeLife-Cafe/5562/column/column071.html

まったくの正論だと思います。

小生も若干付け加えさせていただけば、例えば、アジア各国はG4案に反対したのですが、その時には、例の如く左翼陣営から「アジアで孤立する日本」というプロパガンダが発せられました。

しかし、これは間違いなのですね。アジア各国、特にASEAN各国は日本の常任理事国入りに反対したのではなく、インドの常任理事国入りに反対したのですから。

なぜASEAN各国はインドの常任理事国入りに反対するのか。

これは簡単な話であって、インドネシアは世界最大のイスラム教国であり、マレーシアもイスラム教国です。タイ南部にもイスラム教徒はたくさん住んでいます。

ところが、インドはイスラム教国であるパキスタンと敵対的な関係にあり、パキスタンが核武装したのも、インドに対抗するためです。

インドとパキスタンとの間には、日本人には想像できないような宗教対立があるのです。

だから、域内に多くのイスラム教徒を抱えるASEAN各国がインドの常任理事国入りに反対するのは、あまりにも当然のことです。インドと組んだら日本が常任理事国になれるはずがありません。

それでは、ドイツはどうでしょう。まず、アメリカが反対しています。これだけで絶対に無理でしょう。しかも、イタリアが強硬に反対しています。イギリスとフランスに加えて、ドイツまで常任理事国になってしまえば、イタリアの栄光は地に堕ちてしまうとでも考えているのでしょうか。

ブラジルはよくわかりませんが、少なくともアメリカが反対している以上、常任理事国入りはあり得ないでしょう。

それでは日本はどうでしょうか。日本の場合、中国と韓国が猛烈に反対していますが、中国が反日工作を仕掛けなければ、それ以外の国はおおむね好意的です。

中国はともかく、韓国なんかに大した発言権はないのですから、無視すればいいと思いますが、なぜか日本のメディアは韓国の反対論を大々的に採り上げています。

小中華思想に染まった韓国は、何が何でも日本の常任理事国入りだけは避けたいというのが本音でしょう。

この国の反日病が治ることはないのですから、なるべく相手にしないというのが正しい対応だと思います。

それでも、中国は常任理事国であり、拒否権があるのですから、少なくとも中国が拒否権を発動しないようにしなければなりません。

日本は中国の拒否権というハードルを乗り越えることができるのでしょうか。

小生の意見では、中国、韓国、北朝鮮以外の国の幅広い支持を取り付けることによってハードルを乗り越えることができると考えています。

圧倒的大多数が日本の常任理事国入りに賛成しているのに、中国の拒否権発動によって日本の常任理事国入りが阻止されたという事態は、中国だって避けたいはずです。

だからこそ、中国は拒否権を発動して自国だけが目立つことのないように、日本の常任理事国入りに反対する国を増やそうと躍起になっているのです。

ですから、日本がやるべきことは、まずG4とは縁を切り、特ア3カ国以外から反対論が出てこないように最大限の努力をすることです。

日本は中国の支持を取り付ける必要はありません。ただ、拒否権を行使させない=棄権させることができればいいのです。

中国に棄権させることができれば、日本も常任理事国入りすることができるはずです。

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2007年3月16日 (金)

国連幻想の終焉~なるか戦後レジームからの脱却

国連幻想に染まる日本人
国連とは何かと質問されて、正確に答えられる人は少ないのではないでしょうか。「何といわれても…」と返答に困るのが普通で、答えが返ってきても、「平和を維持するための国際機関」などと言い出すくらいならまだマシな方であって、ヒドイ人になると、「国連は世界政府の萌芽であり、いつの日か世界は国連に統一される」などと言ったりします(国家死滅という左翼イデオロギーの別形態ですね)。

小生も、知人と話しをしているときに、あまりにも国連べったりの発言をするので、「国連なんてただの軍事同盟でしょ?」と言うと、かなりムッとしたらしく、「それだけじゃない!」とか「敵国条項の問題性は俺だってわかってる!」とか反論してきましたが、そのときに思ったのは、別に左翼クンではなくても、国連幻想というのは、日本人の間にかなり深く浸透しているのだということでした。

国連はアメリカを盟主とする軍事同盟
国連とは何かと問われれば、小生ならば、「アメリカ(+イギリス)を盟主とする軍事同盟」と答えます。詳細はこちらのサイトに書かれているとおりですが、米英による対独軍事同盟が国連の始まりであり、戦後もドイツ(+日本)の軍事的脅威に対処するために存続することになったのであって、アメリカ(+イギリス)を盟主とする軍事同盟であることに変わりはありません。

http://www.geocities.co.jp/CollegeLife-Cafe/5562/column/column033.html

蛇足ですが、国連憲章第7章を読めばわかるとおり、国連の「平和」とは、言うことを聞かない奴は武力で従わせるという「武力による平和」であって、平和ボケした日本人の考えるような、ただ戦争にならなければそれでいいんだというような「平和」ではありません。軍事同盟なのですから、当然ですけど。

迷走する日本の国防・安全保障政策
日本には、日米同盟を重視するグループと国連を重視するグループの二つがあるようですが、本来はナンセンスな対立です。アメリカとの同盟を重視するのか、アメリカを盟主とする同盟を重視するのかで対立しているのですから(国連重視派というのは、本音では日米安保反対を言いたいのでしょう)。

しかし、国連は本来はアメリカを盟主とする軍事同盟であるにもかかわらず、中露など言うことを聞かない連中が安保理で踏ん反り返っていて、機能不全に陥っているので、アメリカも国連にうんざりとしているのです(例えば、ボルトン前国連大使の発言を参照されたい)。

また、日本は集団的自衛権は保持しているけれども、憲法上、行使することはできないという奇妙な理屈が政府公式見解になっていますが、それならば日本が国連に加盟したことは明らかに憲法違反になってしまいます。

国連というのは、アメリカを盟主とする加盟国が、“悪い奴”を武力でやっつけるための軍事同盟なのであって、集団的自衛権を行使することが前提とされている軍事同盟です。すべての国連加盟国は、「国際の平和及び安全の維持に必要な兵力、援助及び便益を安全保障理事会に利用させる」ことになっているのです(国連憲章第43条)。

だから、日本政府が集団的自衛権の行使を否定したまま国連に加盟したのはまったくの論理矛盾であって、国連に加盟するなら集団的自衛権の行使も容認すべきでした。

また、安保反対派が国連を容認してるのも矛盾しています。日米安保がアメリカの戦争に日本を巻き込むのであれば、日本の国連加盟も国連の戦争に日本を巻き込むものにほかならないですから。

戦後の日本の国防・安全保障政策に関する議論を聞いていると、どうも理解しがたい点がいろいろとあるのですが、その原因は、やはり時代遅れの憲法と日本人の摩訶不思議な国連幻想なのではないでしょうか。

時代遅れの憲法と国連を捨てて戦後レジームからの脱却を!
憲法がすっかり時代遅れであることは、もう議論が尽きているのではないでしょうか。世論調査でも改憲派の方が多数派のようです。

これに対し、国連がすっかり時代遅れになっていることは、日本ではあまり理解されていないようです。国連はアメリカ(+イギリス)を盟主として、ドイツと日本を押さえつけておくための軍事同盟でしたが、今では米英も日独も民主主義・自由・人権・法の支配・市場経済などの基本的価値を共有しており、少なくとも今後数十年という間には、米英と日独の対立が深まるとは考えられません。

米英その他の民主主義国家が今後、深刻な脅威にさらされるとすれば、それは日独ではなく中露であることは明白です。中露には民主主義・自由・人権・法の支配・市場経済のいずれもありません。しかも、中露はアメリカ一極支配がどうしても気に入らないので、これを武力をもってしてでも打破したい覇権国家です。

そうであるにもかかわらず、中露は国連安全保障理事会の常任理事国であり、拒否権を保有しているのですから、国連が機能不全に陥るのは自明ですし、今後ますます国連は「役立たず」になっていくことでしょう。

憲法も国連もすっかり時代遅れになってしまったのであれば、時代に見合った新しい憲法と新しい軍事同盟(安全保障機関)が必要になることは明白です。

ここで、誤解を恐れずにあえて言わせていただけば、戦後レジームを“内”から支えていたのが日本国憲法であり、“外”から支えていたのが国際連合なのではないでしょうか。そうであれば、戦後レジームの脱却は憲法と国連の双方を見直さなければ実現できないはずです。

憲法については、直ちに改正して自衛軍の保有と集団的自衛権の行使を明文化すべきであり、国連については、日本はアメリカ、イギリス、オーストラリア、インドなどの民主主義・自由・人権・法の支配・市場経済という基本的価値を共有した国のみが加盟する新たな軍事同盟(安全保障機関)を創設し、これが国連に取って代わるべきです。そのためには、日本に蔓延する国連幻想を退治する必要がありそうです。

ところで、実は国連に代わる新たな軍事同盟(安全保障機関)への流れは静かに始まっているのではないかと思います。麻生太郎外相のいう「価値の外交」とは、この流れが見えないところで始まっていることを予感させます。いや、絶対にそうであって欲しい。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/enzetsu/18/easo_1130.html

さらに、憲法改正と民主主義国家による新軍事同盟(安全保障機関)の設立は、戦後レジームにおいて不当に名誉を毀損されていた日本にとって、名誉を回復する絶好の機会となることでしょう。

以上は、ネコぱんちさんのブログ、「愛する祖国 日本」を拝見した感想です。
http://ameblo.jp/yamato-jpn/entry-10027844635.html

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