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2009年5月28日 (木)

北朝鮮はなぜ核武装したのか?

週に一回しか更新しないと言いつつ、毎日更新していますが、そろそろ週一回ペースに戻そうかなぁとか考えています。

それはさておき、他人様のブログを徘徊していると、どうも北朝鮮がなぜ核武装したのかを理解されていないような気がするので、その点を確認しておきたいと思います。

まずはじめに核兵器というのは極めて政治的な兵器だということを理解しておく必要があります。

非核武装国は核武装国に核恫喝されると、日本のように核武装国の言いなりになるか、核攻撃されて火の海になるかという二者択一を迫られることになるので、核兵器は外交上極めて有力な武器になるのです。

しかし、実際にこれを使用することが極めて困難であることは、戦争で使用されたのは広島・長崎だけであること、アメリカは中国にさんざん核恫喝したのに実際には使用できなかったことから明らかでしょう。

そして、核兵器には極めて高い抑止力があることは、非核武装国のイラクは攻撃されたのに核武装国の北朝鮮は攻撃されなかったことからも明らかです。

自国の平和と安全を考えれば、核武装するのは通常兵器よりもはるかに安価で効果的なのです。

そこでなぜ北朝鮮が核武装したのかというと、三つの理由があるのではないかと考えています。

まず最初に日本との関係ですが、核で脅してカネや技術を巻き上げるためですね。

日本と北朝鮮が戦争…などと言っている方もいるようですが、北朝鮮が日本を本当に火の海にしてしまったら、日本からカネを巻き上げることができなくなってしまいます。

そうではなくて、北朝鮮は自力で経済発展することはできないのですから、核で日本を脅してカネや技術を巻き上げることを狙っているわけです。

日本は非核武装国ですから、核武装国の北朝鮮に核恫喝されれば、日本が火の海にされるという危険を冒すという選択肢は事実上存在しないので、北朝鮮の言いなりになるしかないでしょう。

もちろん、核攻撃されないことの見返りにカネを払うなどという約束をするわけにはいかないから、歴史認識問題を捏造して謝罪や賠償名目で日本にカネを払わせることになるでしょう。

そのために、金丸や小泉みたいな誤った歴史認識を持つ政治家や利用して、日本はとんでもないことをしてしまったと言わせているわけです。

次に中国との関係ですが、これは既に書きましたが、北朝鮮は冷戦時代に中ソ等距離外交で双方をけん制して、どちらの国にも過度に依存しすぎないでやってきたのですが、ソ連が崩壊したので、中国の支配下に組み込まれる危険が生じました。

そこで、核武装することによって中国の支配下に置かれることを回避しようというのが北朝鮮の戦略です。

北朝鮮は、核武装しなければ中国の属国になるしかないので、6者協議だか何だか知りませんが、そんなことくだらない協議を何度繰り返しても北朝鮮が核武装をあきらめることはありません。

もちろん友愛で北朝鮮が核を放棄するなんてことは絶対にありません。

最後にアメリカとの関係ですが、北朝鮮はアメリカ本土に到達する核ミサイルの開発を急ぐことでしょう。

それが実現すれば、北朝鮮が韓国を攻撃しても、アメリカは韓国を見殺しにするしかありません。

自国民を北朝鮮の核攻撃のリスクにさらしてまで韓国を守るはずがありませんから。

そうなると、非核武装国の韓国が核武装国の北朝鮮に勝てるはずがありませんから、金日成以来の北朝鮮の悲願である半島統一が実現できるのです。

以上をまとめると、北朝鮮の核武装の狙いは、アメリカの介入を阻止して半島を統一し、中国の属国になることを拒否しつつ、日本からカネと技術を巻き上げて経済を発展させ、金王朝を維持することにあると考えられます。

最後に、繰り返しになりますが、こういうシナリオを回避するためには、日本は核武装するしかありません。

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韓国・北朝鮮」カテゴリの記事

コメント

韓国はPSIに加盟し、北朝鮮に敵対しています。日本は拉致を解決できずに一兆円を払い国交正常化を急げと言うバカな評論家がいる。
日本人の敵は日本人、李朝を勉強して居る筈の日本が「李朝化」しているのを承知しているのでしょう?

今後も日本をターゲットにアメリカに顔を振り向かせようとしているのを、日本政府はダンまり、核装備に協力して居る様な政府の対応は変えなければいけないのですが「殻」に籠っているのです。日本が強力な反発をしないと他国は振り向きもしません。

核をつくりロケットを日本海に発射したにも関わらず抗議・国連と寝ぼけている様では北朝鮮が図に乗るのは当たり前です。

投稿: 猪 | 2009年5月29日 (金) 午後 01時35分

猪さん
コメント、どうもありがとうございます。
軍事独裁の北朝鮮に一兆円もくれてやったら、ますます北朝鮮の軍備が強化されて、日本の生存が脅かされるだけですね。正気の沙汰とは思えません。

投稿: saratoma | 2009年5月31日 (日) 午前 02時55分

日本の核武装論の根拠の一つとして、核保有国からの恫喝への対処、いわゆる「核抑止には核保有のみ」論がよく言われていますが、これに対して疑問があります。

ブログ主さんも書いていらっしゃるように、中国はアメリカから散々恫喝を受けながら、無視を続けて核を保有してしまいました。理由はやはり核兵器は殺傷能力・破壊力がありすぎるため投下後の事態収拾が容易でないためであると推察できます。

だとすると、自衛目的ならまだしも、攻撃やゆすり目的で核恫喝をおこなうこと自体非常に効果が小さいものになるのではないかと思います。ブログ主さんも書いてあるように、「北朝鮮が日本を本当に火の海にしてしまったら、日本からカネを巻き上げることができなくなってしま」うからです。

核恫喝に対処する選択肢は「言いなり」「自国が火の海」だけではなく、「毅然として無視」の3つ目が存在すると思います。日本にとって経済的にも政治的にも有効な選択肢は、諸外国と協力して核恫喝の無効さを世界中に示す「恫喝には毅然として無視」ではないかと思います。

もちろん、現状の日米安保や自衛隊の通常戦力を維持して、というのが前提条件になりますが。

投稿: Guk | 2009年8月17日 (月) 午前 11時11分

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