親日国と反日国
たまにはクイズでも出題してみましょう。
その1 中華人民共和国は親日国でしょうか、それとも反日国でしょうか?
その2 朝鮮民主主義人民共和国は親日国でしょうか、それとも反日国でしょうか?
その3 大韓民国は親日国でしょうか、それとも反日国でしょうか?
ここまでは簡単かもしれませんね。それでは次。
その4 台湾は親日国でしょうか、それとも反日国でしょうか?
“そもそも国家ではありません”と答えた人は中共のスパイないしは狂信的アサヒ信者みたいなものですので無視するとして、多くの人はつい最近までは親日国と考えていたのではないでしょうか?
しかし、先日の尖閣諸島での領海侵犯事件を契機に、台湾は反日国になったと考える人も増えているのではないでしょうか?
「戦争も排除せず」尖閣問題で台湾行政院長
http://sankei.jp.msn.com/world/china/080613/chn0806132028016-n1.htm
台湾、駐日代表の召還を発表 尖閣事故で
http://sankei.jp.msn.com/world/china/080615/chn0806150007000-n1.htm
戦争も排除せずと公言し、(大使に相当する)駐日代表を召還するというのですから、親日国から反日国になってしまったとか、馬英九が総統になったのが原因だとか、そういう声が出てくるのももっともだと思います。
しかし、小生はちょっと違う見方をしています。
どの国も自国の国益を守るために存在します。国家間に真の友好、友情は成立しませんし、“今日の友は明日の敵、今日の敵は明日の友”なんてことはいくらでもあります。
以前にも書きましたが、突き詰めれば、たとえ親日的と言われている国であったとしても、外国である以上、どの国も(潜在的)反日国です。
考えてみれば(というか考えるまでもなく)、自国の国益を損ねてまで日本のために何かをしてくれる国は皆無に等しいでしょうし、そんな国が存在することを期待する方がどうかしています。
戦後のアメリカは概ね日本に好意的であったと思いますが、それはなにもアメリカが日本を好きになったからではなく、日本が共産化したらアメリカのアジア政策が破たんするからであって、アメリカはアメリカの国益という観点から日本に好意的な態度で接しただけのことです。
戦後、日本が工業国になることを容認したのも、経済大国になったにもかかわらず、“軍事なんて嫌だ嫌だ!安全保障なんてアメリカが勝手にやればいいんだ!日本は護憲なんだ!”などと幼稚園児がダダをこねているとしか思えない稚拙な振る舞いを続けているのに(少なくともソ連崩壊までは)日本を見捨てることがなかったのも、すべてアメリカの国益を考えてのことです(もっとも、守ってやっているのだからカネをよこせと脅すことは忘れませんでしたが)。
台湾だって同じことです。
尖閣諸島が台湾領であれば、漁業権や海底資源を確保できるのですから、歴史的経緯や国際法上の根拠がどうであれ、尖閣諸島は台湾領だと主張する方が台湾人としては自然です。誰もが李登輝氏のようになれるわけではないのです。
ですから、台湾が親日国か反日国かと問われれば、小生であれば、台湾はかけがえのない親日国であると同時に反日国でもあると答えます。
台湾は日本の生命線であり、中共が台湾を手にすれば日本はオシマイですが、だからといってあらゆる点において日本と台湾の利害関係が一致するはずがないのですから、潜在的反日性がゼロになることはあり得ません。
今回の件を契機に、台湾も反日国になるのか…などと嘆いている保守派の方がいるとすれば、それはちょっと違うのではないかと思います。
ちなみに、この件について日本はどう対応すべきかというと、大騒ぎせずに粛々と対応すれば十分でしょう。
尖閣諸島は日本が実効支配しているのです。台湾が軍艦を派遣するなどと威勢のいいことを言っても、どうせそれ以上のことはできません。
台湾の生存はアメリカに依存しているのに、アメリカの基地がある日本を攻撃するなんて、世界史にも類を見ないほど愚かなことです。
それに、日台が離反しても中共が喜ぶだけであり、今回の騒動も中共の工作の可能性も排除できないでしょう。そうであれば、必要以上に騒ぎ立てないことです。
余談ですが、竹島を実効支配しているくせに、日本がちょっと何かを言っただけで狂ったように騒ぎだす韓国は本当に愚かな国ですね。日本が“韓流”を真似して馬鹿騒ぎする必要はありませんね。
もう一つついでに頭の体操ですが、不幸にも日台戦争になったらどうなると思いますか?
日本が勝つでしょうか?
しかし、日本が勝ったら、中共がここぞとばかりに介入してきて日本も台湾も中共に侵略されてしまうのでしょうか?
小生の予想では、中共が介入する前にアメリカが介入し、日台ともに平定してしまうと考えています。
台湾が日本の生命線であるのと同様に、日本と台湾はアメリカのアジア戦略の要衝です。日台が中共のものになればアメリカのアジア戦略はオシマイでしょう。
そして太平洋の半分は中共のものになってしまい、海洋国家アメリカとしては大打撃どころの話ではありません。
最悪の場合には、そんなアメリカの基本戦略も理解できずに仲間割れを起こすようなオツムの足りない国はアメリカにとって必要ないですから、現地人(日本人と台湾人のこと)は皆殺しにして、もっと外交や安全保障を理解できる民族と入れ替えるでしょうね。そうしないと、アメリカは怖くてオチオチ夜も眠れません。
アメリカはアメリカの国益だけを追求するものですからね。これくらいのことがあっても不思議ではありません。
でも、なぜか日本には外国の国益のみを追求する政治家が多いのですよね。これは不思議なことです。
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コメント
初めての訪問で、初めてのコメントです。
今回の問題で私見をひとくさり。
台湾で外省人の国民党政権が復活して、いよいよ由々しき事態に成って来た。
今回の件はコキントウ(漢字出ない)に追い詰められた江沢民ら上海閥と台湾人に追い詰められた外省人が書いた絵なのだが、国際政治のダイナミズムも支那人のドロドロした習性も両方理解できないフクダ=冬芝売国チンパンラインは事態の推移に為す術を知らず、出先の海上保安官に丸ごと押し付けている様子だ。
知恵の有る人間ならば、こきんとう派に根回しして、海上危険を理由に上海閥支配地域の日本企業と資産の撤収を匂わせながら、観光客の渡航延期、上海総領事の召還等打つ手は山ほど有るのだが、フクダは意味が判らない、当然決断も出来ない。
更に昭和47年以来、我が国は親日的な台湾人を徹底的に冷たくあしらって来た。
日本外務省は台湾内部の親日派の力を削ぐ事に努力を傾注してきた。
なので台湾内部からも日本擁護の声が挙げ難い。
今回の件で象徴的な事は、代々最も台湾とパイプが太い自民党岸派の系譜である森派が政権を取っている状況で事件が起きた事。
我が国のマスゴミが異常に静かな事(多分、状況判断不能に陥っている)が挙げられる。
多分支那人に対してだけお人好しなフクダ君は何が起きているのかも理解できないだろう。
台湾内省人は永年打たれ慣れているし、白色テロも経験しているので、我慢の一手を決め込むだろう。
しかし事態がこのまま推移して混乱の度合いが深まればオリンピックを控えたこきんとうは黙ってはいない。
必ず何か血生臭い行動を起こす、その舞台は、、、、
今、皆さんが居る、この、、、
こんな感じです、尚世界の国家が自らの国益のみで生きているのは常識で賛成です。
違う政治家は我が国だけですね。
投稿: 火天大有 | 2008年6月17日 (火) 午前 10時20分
中華国も北朝鮮も正確には反日じゃないんですよね。
反日を利用してカツアゲしてるだけ。
でも韓国は正確にはストーカー日、
もしくは悪性パラサイト日w
既出過ぎますが一番の反日国家はやっぱり日本そのものです(涙)
火天大有さんの指摘のとおり
日台関係を日本の外務省及び滅国政治家が悪化させてきました。
ここからは本当にに正念場かもしれませんね。
それと、saratomaさんは
アメリカを過剰に信頼しすぎでは?
現共和党大統領の北京オリンピック出席からして
米中同盟による日本への挟撃でさえ一笑にできないのできない状況になりつつあるのですが・・・
投稿: ビリー・ザ・マッド | 2008年6月18日 (水) 午後 11時18分
火天大有さん
長文のコメント、どうもありがとうございます(以前にも一度コメントを頂いたことがあるようですが)。
仰る趣旨、ほぼ同感です。外務省は反日国が好きなマゾ的体質なのでしょうね。
今回は、どの国も親日的な面と反日的な面があるので、台湾に過剰な期待をしておいて裏切られたと落胆するのではなく、外交とはそういうものだと冷静に対応すべきだと考えて書きました。
そうは言ってもやはり台湾はかけがえの無い国なので、良好な日台関係を維持できるようにしなければならないのですが、外務省にはそういう意思が感じられませんね。
投稿: saratoma | 2008年6月19日 (木) 午前 12時45分
ビリー・ザ・マッドさん
コメント、どうもありがとうございます。
>中華国も北朝鮮も正確には反日じゃないんですよね。
反日を利用してカツアゲしてるだけ。
日本も共犯なのだと考えています。“贖罪利権”で儲かる政治家がいるので、自虐教育が必要なのでしょう。
アメリカについては、それほど信用はしていません。今は中共退治のために日本が必要なのでしょうけれども、役に立たないとわかればさっさと切り捨てるでしょう。
アメリカが中共より先に日本を叩く可能性は低いと見ています(優先順位の問題として)。
また、中共を退治した後は日本が標的にされると考えています。ソ連崩壊後のアメリカの脅威は日本と東ドイツだとパパブッシュ政権は言っていました。アメリカとはそういう国だと思います。
投稿: saratoma | 2008年6月19日 (木) 午前 12時54分
う~ん
saratomaさんはアメリカを、まだ覇権国家だと思ってるのでしょうか?
どうも最近では
アメリカの凋落は決定的という見方が主流で
株式日記さんのブログでは
アメリカはアジアから手を引きたがってるという説も出てきてます。
アメリカの借金を帳消しにする代わりに
韓国、台湾、日本を「売る」という密約説も
出てきてますが、最近の台湾や北朝鮮の情勢を見る限り
そういう見方のほうがしっくりくるんですけど・・・・
投稿: ビリー・ザ・マッド | 2008年6月21日 (土) 午後 10時21分
ビリー・ザ・マッドさん
コメント、どうもありがとうございます。
TORAさんのブログは毎回読んでいますよ。アメリカがアジアから手を引くのではないかという説は様々な方が指摘していますよね。
アメリカが覇権国家か否かと問われれば、覇権国家であると答えるでしょうね。
>アメリカの借金を帳消しにする代わりに韓国、台湾、日本を「売る」という密約説
帳消しにする必要はありません。米国債はドル建てなのですから、ドルを刷ればいいだけです。それが基軸通貨ということだと思います。
アメリカも外交に弱そうなオバマが大統領になればわかりませんが(その可能性が高まっていることが心配ですが)、覇権を自ら手渡すようなことはしないでしょう。それは世界史に残るような外交的失敗でしょうから。覇権がアメリカから中国に移るのであれば、戦争は不可避だとみています。
米朝接近は、北朝鮮を対中国の駒にするためだと見ています。韓国は、米朝が接近すれば地政学的価値がなくなるので、どうでもいいと考えているのでしょう。
サブプライム問題等でアメリカの覇権が弱まっているとよく言われますが、それならば中国もバブルが弾けて株価は半分以下になり、大変なことになっています。
アメリカは経済が大変だから覇権を手放すといいつつ、経済がもっと大変な中国が次の覇権国になるというのも、やや無理がある議論だと考えています。
中国は、外国が工作をしなくても、そのうち破綻し、分裂すると考えています。
中国が崩壊すれば、次のアメリカのターゲットは日本かロシアでしょう。
とはいえ、アメリカも中国も経済的に傷ついているので、日本にとってはチャンスだと思います。TORAさんもよく核武装を指摘されていますが、日本は米中露に対抗するために核武装すべきだと思います。そもそも、このブログ開設の(少なくとも当初の)目的は日本が核武装することです。
大枠では、このようなことを考えています。
投稿: saratoma | 2008年6月22日 (日) 午前 01時33分
saratomaさん、丁寧な説明、ありがとうございます。
個人的にはアメリカの北朝鮮傀儡作戦は絶対に失敗すると思います。
「中韓を知りすぎた男」さんの今日の配信でも
>しかしアメリカのエリート官僚達は甘い、もし中国とアメリカが激突した時、たちどころに北は中国側について日本のアメリカ基地に
ミサイルをぶち込み壊滅させます。
と、洞察されてますが、
私もこれに同論です。
だいたい、アメリカのアジア戦略はいつもピントがズレてて失敗ばっかだし。(泣)。
いや本当、一刻でも核武装しないとこの国は
マジ取り返しのつかない事になりかねないのに、
その議論さえロクに出来ないなんて、もう、アホかと、馬鹿かと。
投稿: ビリー・ザ・マッド | 2008年6月23日 (月) 午後 09時11分
ビリー・ザ・マッドさん
コメント、どうもありがとうございます。
だんだん心配になってきました。
>だいたい、アメリカのアジア戦略はいつもピントがズレてて失敗ばっかだし。(泣)。
仰るとおり、アメリカのアジア戦略は失敗の連続ですね。
しかも、どうもオバマが次期大統領になりそうですが、オバマであれば胡錦濤や金正日に簡単に手玉に取られてしまいそうです。
黒人が大統領なんて無理だろうと安易に考えていたのですが、今は危機感でいっぱいです。
極秘裏に核開発ができないものか…。その前にスパイ防止法が必要ですね。スパイ天国では核開発なんて絶対無理ですから。
投稿: saratoma | 2008年6月24日 (火) 午前 12時20分