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2008年1月14日 (月)

台湾は中華に呑みこまれるのか?

台湾立法委員選で、陳水扁総統率いる与党民進党が大敗し、支那人の馬英九率いる中国国民党が圧勝しました。

台湾立法委員選、最大野党・国民党が圧勝
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20080112i213.htm

【台北=吉田健一】3月の台湾総統選の前哨戦となる立法委員(国会議員)選の投開票が12日行われ、対中融和を掲げる最大野党・国民党が定数(113議席)の3分の2を上回る81議席を獲得し、圧勝した。

 独立志向の強い陳水扁総統(56)が率いる与党・民進党は27議席にとどまり、歴史的大敗となった。陳総統は同日夜、兼任する党主席の辞任を表明した。

 国民党の単独過半数は1998年の立法委選以来。同党の馬英九前主席(57)と民進党の謝長廷元行政院長(首相)(61)が激突する総統選レースで、馬氏に弾みがつくのは確実だ。馬氏は同夜、「今回の大勝利でさらに重い責任を担うことになる」と勝利宣言した。

 選挙戦で国民党は、2期8年にわたる陳政権の経済政策を「失政」と断じ、陳氏周辺の汚職問題も厳しく追及。対中関係改善による経済活性化や民生向上を訴え、地盤の北部だけでなく満遍なく支持を広げた。第2野党の親民党が国民党に合流し、共闘したことも奏功した。

 一方、民進党は「国民党が絶対多数を取れば、台湾の将来は(中国との)統一が唯一の選択肢になる」(陳総統)などと有権者の危機感をあおって支持を訴えたが、及ばなかった。また、李登輝前総統が後ろ盾の小政党「台湾団結連盟(台連)」との選挙協力に失敗したことも響いた。

(2008年1月13日1時46分  読売新聞)

政治とは民に飯を食わすのが基本ですから、経済がダメであれば、たとえ理念が素晴らしかろうがなんであろうが、選挙では負けてしまうということです。これは、昨年の参院選の自民党大敗に共通した面があるように思います。

安倍前首相は戦後レジームからの脱却を明確に掲げており、理念として共感できる面はありましたが、経済無策と批判されても仕方がない面もありました。

民進党も脱中国化と台湾意識の向上という理念は素晴らしいと思いますが、台湾国民は理念よりも経済(生活)を選んだのでしょう。

今回の民進党の大敗によって、総統選でも民進党が敗れる可能性が高まりましたが、そうなると反日で有名な馬英九が総統になってしまいます。

馬英九は香港生まれの支那人で、国共内戦に敗れて台湾に逃げてきたのですから、この人の心の祖国は支那大陸なのでしょう。中国国民党が支那大陸に反攻するのはもはや夢物語でしかありませんから、その代わりに国民党は対中関係改善による経済活性化=支那との一体化を図ると思われます。

台湾国民も、一時的には経済が潤うこともあるかもしれませんが、中共はそんなに甘くはありません。中共は何がなんでも台湾を併合しようとするでしょうし、台湾が併合されてしまえば、台湾が今のように経済的に繁栄することもなく、中共にすべてを搾り取られてしまうことでしょう。

その意味では台湾人は自ら中華に呑みこまれる道を選択したことになり、近視眼的で愚かな選択をしたと言えますが、陳水扁総統の失政が原因なのでしょうから、台湾国民ばかりを責めるわけにもいかないのでしょうね。

去年の参院選の自民党大敗と今回の民進党の大敗から教訓にすべきことは、やはり理念は票にはならないということです。日本を守れ!とか保守の理念!とか、そういうことは心ある人たちの間だけでしっかりと考えておけばよく、選挙では、大衆向けには経済や年金、福祉など国民の暮らしに直結することだけを言っていればいいのでしょうね。まあ当たり前といえば当たり前の話ですけどね。

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コメント

世界のうねりは中国、中国へですか。
日本、オーストラリア、台湾、そして最後の砦アメリカもですかね。
ああぁ、すっかり世界は中国というアヘンに犯されてしまったのでしょうか。
今が中国バイオリズムの頂点でしょうか、一段落したあと逆方向に振れていくといいですね。
ちょっと立ち止まって、少し観察すれば、この選択が異常だと気がつくのでしょうが、何時になることやらね。

投稿: ごんべぇー | 2008年1月14日 (月) 午前 11時29分

台湾は日本の「生命線」~日本は台湾の「力」に成らないと感じた人も多く居たでしょう、地図会社を始め日本企業もいずれ「反日」の渦に巻き込まれて往生しまっせ!。
香港の様に成るのでしょうか?日本は太平洋でものんびりしている訳には行きません、危機感を感じている日本の政治家はどの位いるのでしょう?

投稿: 大和 | 2008年1月14日 (月) 午前 11時49分

ごんべぇーさん
コメント、どうもありがとうございます。

>ああぁ、すっかり世界は中国というアヘンに犯されてしまったのでしょうか。

中国は政治の腐敗や経済の矛盾、解決不可能な環境問題、いびつな人口構成などでそう遠くない将来に破綻するとは思いますが、しばらくは世界中に害悪をばら撒くのではないでしょうか?
ここまで存在そのものが迷惑な国も珍しいものです。

投稿: saratoma | 2008年1月15日 (火) 午前 01時34分

大和さん
コメント、どうもありがとうございます。

おそらく今回は経済問題で陳水扁政権への不満があったのでしょう。

>香港の様に成るのでしょうか?

おそらく香港のようになると思います。香港では直接選挙を求める声が高まっているようですが、台湾が中共に併合されてしまえば、民主国家が一つ消えてしまうことでしょう。経済的にも、富を吸い上げられて終わることでしょう。
今は台湾総統選の行方を見守りたいと思いますが、やはり馬英九が当選してしまいそうです。

投稿: saratoma | 2008年1月15日 (火) 午前 01時38分

まったく、いやな世の中だね。しかし、苦しい時は敵もまた苦しい。頑張ったほうが勝つ。これからが反撃するのでは。台湾の文明力に期待しますよ。それに米国が、シナを属国化するための道具として、台湾を手放すとは思われず、工作をするのでは。大局的には人類の悪弊である『シナ化』が広がることはないと思いますよ。これは付ける薬が無いからね。でも米国のグローバリストたる金貸し達によって、シナが市場にされつつある現在、日本はどう立ち回るのか、満鉄の権益の割譲を米国が求めて来た時と同様、世界金融銀行家にどう対処するかと考えるのは、考えすぎですかね。かれらはアラブもシナもロシアも市場にしつつありますよね。

投稿: 英雄 | 2008年1月15日 (火) 午前 03時21分

日本の参議院選挙と同じ印象を持ちましたね。汚職が酷い(と聞いている)民進党にお灸をすえるみたいな。。。違いますか?

投稿: fuyuneko | 2008年1月15日 (火) 午前 08時53分

英雄さん
コメント、どうもありがとうございます。

>台湾の文明力に期待しますよ。

小生も期待しています。

>それに米国が、シナを属国化するための道具として、台湾を手放すとは思われず、工作をするのでは。

共和党政権だと台湾を沿う簡単には手放さないと思いますが、民主党政権では東アジアを米中で共同管理しようと企むかもしれません。

>かれらはアラブもシナもロシアも市場にしつつありますよね。

支那もサブプライム関連で出資しているようですが危険ですね。経済を破綻させられて、タダ同然で取り上げられてしまうのではないかと心配(期待)していますが。

投稿: saratoma | 2008年1月16日 (水) 午前 08時39分

fuyunekoさん
コメント、どうもありがとうございます。

>日本の参議院選挙と同じ印象を持ちましたね。汚職が酷い(と聞いている)民進党にお灸をすえるみたいな。。。違いますか?

似た構図ですね。ただ、昨年の自民党の参院選大敗と今回の民進党の大敗から福田政権が教訓を得ているとも思えないところが痛すぎます。この状況で暫定税率維持とか消費税引き上げとか言っていれば、支持率が下がるのも当然ですし、選挙では勝てないでしょう。

投稿: saratoma | 2008年1月16日 (水) 午前 08時43分

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